シャリーのアトリエ～黄昏の海の錬金術士～DX 感想

2024年9月29日

公式サイト(無印)

※毎度のことながらネタバレ全開なので注意

良かったところ

・キャラ

基本的に続投組が好きだったのがでかいんですが、その中でもウィルベルとエスカの二人は今作でも好きだなぁ、と。

特にウィルベルは3作皆勤な上に今作でも水の王絡みだったりロッテの師匠枠だったりと欲張りセットみたいな扱いでした。

エスカは両方の先輩ポジションみたいな感じに落ち着いてたりフラメウの種周りの下りもあるのでこれまた関わることが多かった印象。~~無印にはロジーいないし追加ストーリーもないってのがもう想像出来ませんが~~

気になったところ

・シナリオ関連＆主人公達の影が薄い

前作に続いて今作でも2主人公制になったわけですが、正直あんまり活かせてないよなぁ、と思ったり。

エスロジでは錬金と装備作成で役割分かれてたり、流れは同じでもシナリオの流れが変わったりしてたので良かったんだけど今回はやれることがほぼ大差ない(使えるアイテムが違うとかくらい)上に全体の8~9割くらいは同じ話なのでうーん、という。

シナリオも本編では依頼と調合してる印象しか残ってなかったりとか、急に拗ねて喧嘩し始めたりと正直あまり良い印象がなかったりします。

ロッテはもともとやりたいこと悩んでたりとか母親関連の話での焦り、とか言われるとまだ納得出来るんだけどステラ側は唐突に愚痴り始めて怒ってる感じになっちゃってるので尚更。
(先行き不安で焦ってるといえばそうなんだけど)
この辺りplusでの追加ストーリーらしいですが、正直無くて良かったんじゃないかなぁと。もしかしたら無印だと危機感出てなかったとかあるのかもですが。
これに付随してお互いをロッテ/ステラって呼ぶようになるイベントがあるんですが、喧嘩前にその呼び方でのサブイベが発生するというオマケ付き。フラグ制御頑張ってください…

終盤になるとアーシャ組とエスカ組が黄昏に関しての話の中心になるのでさらに影が薄くなり…という。

後発だけどリディースールとかはランク制度が本編にあるおかげでストーリーが進むにつれて技術力が上がっていってるのが分かりやすかったんだけど、今回はせいぜいキースの修行(必須ではない)くらいでしかそういうイベント見れないからそういう印象になるのかなぁ。
ランク制度の代わりに依頼があるんだけど調合だけじゃないしなぁ…

というか考えれば考えるほど無印のシナリオどうなってたんだ…？ってなるくらい過去作組が重要ポジションなんだよな…
アーシャもロジーもいなくてどうしてたんだ…？

仲間も割と影が薄めで、最終決戦！ってタイミングで錬金術師組しかいない状態を見せられるくらいには影が薄いです

ステラの兄であるコルテスとロッテの師匠であるウィルベル以外は本編シナリオでは印象薄いかな、と。
パーティにいる/いないが発生するようなシステムじゃないからもっと絡めて良かったんじゃないかなぁと思ったりします。
個別EDとかもウィルベル以外無いのも拍車をかけてそう。

TRUEエンドも再会して終わり！って感じなので二周頑張ってこれかぁ…という。そりゃあそこまで荒廃してる世界だからあっさりなんとかなったよ！とかされてもってのはありますが。
たぶんこれが1作目とかならあんま気にしないんだけど、これで黄昏シリーズ終了です！のTRUEエンドが大団円っぽくないのがモヤモヤしてる要因かな、と。

・レベリングのしづらさ

(本作に限らずではあるけど)戦闘と調合どちらもレベリングやりづらいなぁという印象

戦闘に関してはレベルによる補正がかかるので最高難易度にしても敵が弱いとほぼもらえない、とかなのでレベルを上げてごり押しが出来ないシステムに。
二周目とかになると引き継ぎがあるから強いボス倒して一気に10Lvアップ！とかは出来るんだけど。その後結局レベル上がらなくなるし…

調合に関してはどのシリーズもそうなんだけど周回の度にレベルを上げ直しになるので手間。
特に今作はLv99にしないと最高品質の装備作れないのでLv60くらいからかなり苦行に。2周目以降は上がりやすくなる、とかあると嬉しかったかなぁ、と。無限にブラザーコール作って乗り切りました。

・量販店が無い

無いなら無いでなんとかなるでしょ～って思ってたわけですが、調合レベル上げるために特定のアクセを作る→素材が無い→店売りは在庫補充待ち→ひたすら雑魚狩りを何度もやらないといけなくなった頃にありがたみを実感しました…必要だわ…
幸い蒸留水とかがループするから特定の素材を量産したりするのは簡単だったのは救いですが。

期限無くしたからゆっくり採取してね～って感じだったんだろうけど。その辺りは難しいところかなぁ