フィリスのアトリエ～不思議な旅の錬金術師～DX 感想

2024年2月4日

今作はオープンワールド的な感じでマップが広大になり、「旅」をするというコンセプトに。
その分結構今までにないようなこともやったことで賛否は分かれてるようでした。
不満点こそ割とあるんだけど、それも含めてなんやかんやで楽しめたので個人的には満足できたかな、という感じ。
ただこれDX版での話なので、無印版やってたらたぶんキレてそう

今回も例に漏れずネタバレ注意です

■評価点・好きなところ

・「旅」

今作は旅をしながら試験会場であるライゼンベルグへ向かう、というのが大きい目的だけど、マップが広大になったりしたこともあってマップ埋めから探索から楽しかったですね。
ここに関しては次作にもある程度引き継がれてるので嬉しいところ。
不満点も多いわけですが、この雰囲気自体は良かったよなぁということで。

・衣装の増加

ソフィーの感想で衣装が少ないのがちょっと不満だったんですが、今作はDLC分含めて10種類くらいあるので良かったですね。

ただ、大体の衣装に性能が設定されてて割と着る服強制されてたのはちょっとなぁ、という感じ。お遊び要素だけで良かったのでは。
大体水着来て良品質を採取しつつ、調合時は熟練度上がりやすいやつばっか着てましたね。

噂では周回すると何着てても全部の性能が有効になるらしいので、最初にずっと寝て過ごして二週目が最適解だそうな。分かるかよそんなの！でもわざわざ二週目やりたくないよ！！

あとは仲間衣装もあるけど露骨に女キャラしかなかったので、男達も着せ替えさせてほしかったなぁ

・豊富なサブキャラ

今作は立ち寄る街とかにもサブキャラが多く、本筋の話にも絡んできてクリア後にも別のイベントが発生して～～というのが多かったので割と印象に残ったなぁ、と。
後述しますが仲間の存在感が割と薄いので、正直仲間よりも記憶に残ったなぁ、と。

あとロジーさんも続投してるわけですが、今作では遂にもう一人の…？

なんで小さくなってんの！？

アーランドシリーズでもロロナが幼女になってたりしてたので、スタッフにいるな…？好きなやつが

■不満点・気になったところ

・「1年間」というタイムリミット

今作は最初に1年間の期限が設定され、期限までに試験に受からないとバッドエンド。

今作はマップが広大になったことで探索に時間がかかるわけで、そことそもそも相性悪いなと。
しかも結構早く時間経過するし、LPが半分切ったくらいから一気に採取の量と質下がるから、時間かけて休憩しないといけないし。

この辺りの忙しなさは過去作でもそうだったりするのでフィリスだけの問題じゃないんだけど。過去作はマップ間の移動でガッツリ減ってるし。

あとライゼンベルグで受付すると期限まで外出できないのはマジで意味分からなかった。セーブ残してなければブチ切れてたかもしれねぇ…

結局やることなくなって1ヶ月くらい寝続けてましたね。期限とは…

・レシピ発想

今作もソフィーと同じく特定の行動・条件を満たすことでレシピを思いついて調合可能になるわけですが、これがとにかく不親切。

ある程度回数(アイテム使用・アイテム作成・特定の敵を〇体撃破など)をこなさないとヒントが出てこないので、何をすればレシピが出るのか総当たりで試すしかない。

でも総当たりしようとすると時間経過が早いので諦めざるを得ない→レシピがいつまで経っても思いつかないという悪循環に。

しかも敵を倒す系のやつとかは1体倒すくらいじゃヒントすら出ないので何度も同じ敵を倒さないとヒントが出ない。

依頼報酬とかでもらえるポイントで強制的に解放することも出来るんですが、なんとこれもヒントまで出ていないと解放不可。

そのヒントが出ねーんだって！！！

個人的にはこのレシピ発想が熟練度やら云々を抜いて一番の不満点に。そもそもアイテム作れねーんだもん。

まあこれも遊び方次第っていうのもあって、割と同じ戦法で押し通すプレイしてたから余計に解放されなかったのはありそう。

・マップ関連

マップが広くなったことにより、同エリア内で特定の箇所にファストトラベルが出来るんですが、配置がまぁ良くない。

街中でもファストトラベルは出来るけど、入り口とか出口とかにファストトラベル不可なので最寄りからひたすら歩くしかない。
特に顕著なのがフルスハイムとライゼンベルグ。ライゼンベルグに至っては最寄りから外に出るまでにダッシュで2~30秒かかるという。
ダッシュが無かった無印版の人達キレるでしょこれ。